表参道で人気の日本料理。太月①

太月・箸置き

夏暁。
もうじき9月になろうとしている8月の終わり。
今年は「動き」の大きな年でやっと落ち着いてきたんだなあと布団の中でもそもそと、もうすこし、ともう一度眠りにつく私のささやかな幸せの時間。そんな時にふっと

「行ってみたいお店」

に行きたくなり、予約したお店です。

現在「食」に向き合う時間がほぼ毎日。
なかでも和食はかなりの割合で締めているためお勉強兼ねてこちらに。
平日、お昼の5000円のコースを。

表参道の駅から徒歩数分。AOビルの裏・・・
地下になっていて、入ると鈴虫が恋歌を歌っていました。
ああ、もうそんな季節なんだなあ。と気がつきます。
この日は元気よく鳴いていたのかちょっとびっくりしました^^;(ご主人に「元気な鈴虫で・・・」というと「今日は良く鳴くんですよね・・・」とのことでした。)
印象としてはビル自体はコンクリートのクールでスタイリッシュな印象。そこにそっと佇むお店。

カウンターの席へ。

この日は平日なのでお昼の混み具合はそこそこ。
日本料理の恩師から色々と和食のお店での楽しみの一つに「箸置き」「器」「お皿」も料理の一部だということでついついじっくり見てしまいました。お皿一つじっくり愛でているとお人柄というか、お店の部分が見えてくるし感じられます。

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作家さんに作っていただいたというこちらは岡晋吾さんの作品で、お店のために一点一点作っていただいたもの。
色合いが落ち着いて、でも優しさを感じるテーブルセッティングはこんな感じかな、と感じ取るくらいの・・・。
そう思っていたらやっぱり感じた通りの構成でした。(そう思うとやっぱり恩師の教えていたことは、的を得ているなあ・・・。恩師、感謝感謝です。)

先付け:冬瓜と湯葉 そこにほんのり青柚子の香り

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強肴:アナゴの八幡巻、白和え、銀杏、アワビ(蒸しだったか、煮だったか?)などなど・・・。

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私の好きな青い紅葉が飾られていたから、ちょっとポイントが高い。

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おわん:ふっこを揚げたもの

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お造り:かんぱち、いしがれい

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焼き物:マグロの塩焼き

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揚げ物:しいたけのキノコ揚げ しいたけの茎の部分を海老しんじょで。それをサクッと揚げたものです。手が凝っているなあ。

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お食事:白米、じゅんさいのお味噌汁、お漬物、ちりめん山椒など・・・。

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菓子:桃のパンナコッタ(一瞬日本酒の香りが。)、アールグレイのアイス、羊羹

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揚げ物は苦手ですが、胃に負担のない軽い揚げ具合で好きです。
この日はこの後仕事だったので白ワインをいただいて泡は控えめに。
↑って、やっぱり飲んでるんかいwっていうツッコミどころ激しいですが。
青ゆずの香りはとても心が安らぎ、癒されます。
日本料理屋さんで、青ゆずをさっと散らすあの動作が好きなんですよね。
焼き物の身のほぐれ具合に火の加減の丁寧さが伝わります。そこにこのこだわりの和の食器とともに出てくるところを思うと日本料理の丁寧さと優しさの間の作業はどんなにか手を入れ込んでいるのだろう・・・という考えが頭をよぎり。
けれどもどこか個性も忘れない。
デザートに3種類も出てくるのは本当にびっくりです。このデザートを目当てにまた来たいくらい。
この量なのに余さずいただけるのは、きっと体が喜ぶから。

振り返るととてもとても丁寧な流れでした。料理は優しい味付けです。
こちらのお店そのものを感じる味の変化と美味さを感じる楽しい時間を過ごせます。
どんな調理法に落ち着いても、素材の旨さと甘さが出ているのがツボです、といったところでしょうか。
ほんとうは¥8000コースも行きたいけれど、そんなにたべれないのでこれくらいで・・・(汗)

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これからもまっすぐ丁寧に、食と向き合って愉しみたい、そう自分を振り返れたお店でした。
いつか、巡っていくうちに出会えるであろうその先にもまだある「得体の知れない」なにかに、もしかしたら出会えるのかもしれない。
人となりが料理という作品となって魅力になる。温もりと愛情溢れるお店。

今日を生きることが、好きになる。そう思えるほど丁寧で時間と向き合えるお店でした。

 

日本料理 太月

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2015-09-28 | Posted in ◉Foodie食べ歩き, 和食・寿司Comments Closed 

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